さて、前回の続きです。
初のチェキでフルネームを名乗ったところまでお話しました。
チェキを撮り終えると15秒くらいかな?推しと話すことが出来て、撮ったチェキを手渡されて終了、という感じになるのですが。
ありがとうございます、と言うと推しから
「こちらこそ、いつもありがとうございます!プレゼントも使ってます!」
と言われました。
……はい?いまなんて?
って感じです。
混乱して上手く言葉が出てこず、いや、とかそんな、とか言いながらチェキを受け取り、その場を離れた気がします。
私の本名はすごくありきたりな名前です。
あい、とかゆか、とかそんな感じです。
手紙にもいつも下の名前しか書いていませんでした。
私しかこの名前のファンいないの?でも私だってド新規だし、別の人からかもしれなくない!?と、暫く目の前がグルグルしていました。
兎にも角にも、一応認知をいただけたみたいだ、という事は半信半疑ながらも嬉しかったです。
さて、それから暫くして。
別の舞台やイベントでも、目が合った時に「あ」って微笑まれたり等の軽いファンサを貰い、完全に“俺のファン”として顔は覚えられたな、と確信を持てた頃。
私にとっては初参加になる個人ファンミがありました。
その時のチェキは仕切りのされているブースでのチェキで、スタッフさん以外には見られずに結構長めに推しと話すことが出来ました。
その時もブースに入るなり当たり前のように
「〇〇さん!いつもありがとうございます」
と名前を呼ばれ、思わず
「なんで最初の時、私が〇〇だって分かったんですか?」
と分かるようで分からない質問をしてしまいました。
すると「お花くれましたよね?それで」と。
「あ、そうなんですね」
とかなんとか言った気がしますが、その時はあまり意味が分かってなくて。
普通に「次の舞台行きます」的な決まり文句を言ってブースを出ました。
その時のお花、「ファンより」で出していたんです。
イベントが終わって、ツイッターで繋がった他担の友人にその日の出来事を話したところ、
「フラスタって納品書にフルネーム載ってたりするよ」と教えてもらいました。
なるほど!?
最近よく手紙とプレをくれる新規が、花を出してきた。
それでフルネームを見て、手紙とプレに書いてある下の名前と一致しているから同一人物だと思った。
私がフルネームを名乗った時にピンと来た、って事ですか?
若手俳優さんってすごいな。
記憶力もすごいしファンサービスもすごい。
私はひとしきり感心し、同時にもっと好きになってしまったのでした。
ゲンキンな女です。